soil (ソイル)
左官の技術や材料(珪藻土)を用いてつくられたプロダクト soil(ソイル)
保湿性や吸水性に優れ、呼吸する素材としても注目される土の特性をそのままに
自然の恵みを凝縮させたナチュラルで心地のよいデザインが特徴です。
皮膚の弱い方にも安心してお使いいただけ、リサイクル性にも富んでいます。
人や環境にやさしい、私たちの未来を創るプロダクトです。
珪藻土
珪藻土は、海や湖などに生息していた植物性プランクトン類が堆積物となり形成された地層から採取されます。多孔質構造で、内部にマイクロメートル(10-6m)単位の微細な孔が無数にあいているため、吸水性や保湿性に優れ消臭性や調湿性に富んでいます。各地の風土によって様々な色をおびているのも特徴です。
※soil製品は珪藻土の自然な色合いをそのまま活かしています。秋田県産や石川県産の珪藻土など、見た目にもやさしく軽やかな色です。
左官
左官とは、鏝(こて)を使用し土やセメントなどで壁や床を塗り仕上げる技術のこと。由来は古く、大化元年(645年)に御所外郭に土塀をつくった許勢波多哀(こぜはたお)が天皇から賜った称号ともいわれています。安土桃山〜江戸時代にかけて土壁や漆喰など本格的な塗り仕上げへと発展し、歴史と伝統に培われた技が受け継がれてきました。 近年はシックハウスの問題などが表面化したことをきっかけに、エコロジカルな空間をつくり出す技術としてもクローズアップされています。
soil を支える “イスルギ” の高い左官技術
江戸時代より左官業を営み、1917年(大正6年)に四代目石動半七(いするぎはんひち)によって金沢で創立された“イスルギ”の工房で soil はつくられています。東京オリピックや大阪万博など国家的プロジェクトに参加し、国から「優秀技能賞」の表彰を受ける職人を数多く輩出。平成以降も国宝瑞龍寺(富山県高岡市)の再建事業、大阪城天守閣「平成の大改修」、金沢城の復元工事など歴史的建造物のプロジェクトや、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンや大阪ドーム、京都駅ビルほか現代の建築計画にも高い技術を提供しています。
※歴史と伝統に培われた技を使い丁寧につくられています。